①名張かわまちづくり推進事業と賑わい創出事業
当選して最初の一般質問から昨年12月で7回の質問をさせて頂きましたが、その全てで「かわまち事業」について質問や提案をさせて頂きました。なぜなら「この事業を如何に活用するかで名張市の将来が決まる」と言う程重要だからです。更に、この地に賑わいの拠点、観光の拠点、交通の拠点を作る事が重要です。私は理想の「かわまち」が実現するまで質問台でこの事を追求して行きます。
②市民サービスとしてのICT(DX)の活用と推進について
そして次に一般質問にて取り組んだのが、市政(行政)のデジタル推進と、市民サービスのデジタル改革です。今や子どもからご年配の方までスマートフォンを持つ時代です。その環境を最大限に活用し、誰もが安心して暮らし、デジタルの便利さを享受出来る仕組みを作りたいと考え、ウェアラブルウォッチを活用した高齢者の見守りシステムについて触れ、wi-fi環境の充実を訴えました。今まで各部署がそれぞれにDX化をはかっていた名張市ですが、私は令和4年6月議会で「各部署が連携出来る横串になりうる部署を新設して欲しい」と訴えました。その時の市長の答弁は「今は予算もなく考えてはいない」と言われましたが、令和5年4月に「行政・デジタル改革推進室」と言う部署が設置されました。嬉しかったです。
③市内に70余りある城址の活用と天正伊賀の乱の認知度向上
名張市内には中世城郭が70箇所余りあり、現在でも整備され土塁や空堀が残っている所が多くあります。それだけでも他の市町には無い貴重な歴史文化財ですが、天正伊賀の乱と言う他に例のない比類なき大戦(おおいくさ)が繰り広げられたのがこの名張です。この天正伊賀の乱のストーリーには織田信長をはじめ蒲生氏郷や織田信雄に丹羽長秀などの名だたる戦国大名たち5万に百地三太夫や下山甲斐守に服部などの忍者集団1万が立ち向かうと言う全国でも例のない戦いは「関ヶ原の戦い」以上の歴史的価値があると私は思っています。この史実と架空のキャラクターを使ったストーリーを作って観光に役立てられないかと考え、質問をさせて頂きました。城址や歴史について何回か質問して行くうちに他の議員の方も「歴史や城址」について質問される方も増えて来ており、機運は高まって来たと言う成果を感じています。
④地域公共交通の充実と観光振興としてのモビリティー
高齢者の割合が増す名張市において、免許返納に伴う高齢者の交通手段に支障が生じていますが、その議論は今まで深くなされていません。名張市としてその必要性は感じているものの財政難なのか誰も踏み込んだ議論をしていない感じがしていました。そんな現状を見て私は「その議論の必要性」を訴え、昨年の一般質問で「自動運転システムやグリーンスローモビリティを活用した地域公共交通の充実と観光客向けのモビリティとしての併用」を2度程訴えました。名張市の重い腰が上がるまで根気よく訴えて行きたいと思います。
⑤名張市の財政健全化の鍵はふるさと納税の仕組み改善!
昨年11月に名張市中期財政計画ローリング版が発表され、市の貯金に当たる財政調整基金は28年度に枯渇すると試算されました。そんな中、国のふるさと納税に関する条例も改訂され、寄付額に対する返礼品の減価率の上限が50%以内と定められ、さらに「ふるさと納税サイト」の利用料の高騰もあり、ふるさと納税を取り巻く環境も年々悪くなって行く現状があります。私は8年ほど前(議員になるずっと前)に名張市の良い物を全国の人に知ってもらいたい思いで「隠市(なばりいち)」と言う通販サイトを立ち上げました。今も松阪電子計算センターさんに引き継がれ営業していますが、そのシステムを使ってふるさと納税のシステムを作り、名張市の財政の健全化に役立てたいと思いました。3月の一般質問で提案し前に進めたいと思います。きっと名張市の財政健全化に帰する政策になります。
⑥そして今までの取組「かわまち」「観光」「地域交通」「DX」
2024年の新たな取組「ふるさと納税の新たなシステム」に加えて、今までの取組の大切な4本柱「かわまち」「観光振興」「地域公共交通」「DX推進」も更に前に進めるべく会派の諸先輩方や友党議員に方々と良い関係を築き、私の進めたい事に同調して貰える雰囲気を作り、名張市を更に良くするために取り組みます。後は県議会や国会議員の方との交流もはかり「道路インフラ整備」や「補助金・助成金」についても学び、名張市にその恩恵が届くように活動したいと思います。
少子高齢化に伴う人口減少で将来の名張市の財政は決して明るいものではありません。だからこそ「名張の強みを活かした政策」の一手を何本も何本も繰り出す必要があります。私は当選した時のインタビューで「商売人目線で名張市を良くしたい」とお話しさせて頂きました。「稼げる名張市」を推進する事で、名張市の財政を健全化し、税収を担保する事で、教育や福祉などの扶助費も賄えると信じています。少ない予算をどう使うかではなく、予算をどうやって増やして市政の充実をはかるか?を考えたいと思います。