奈良県御所市は名張市の旧市街地と同じように、江戸時代から変わらない町割りが残されています。
細い路地や水路(背割下水)など町の形だけではなく、江戸中期の古い建物なども現存しているとのことです。
またそれらの保存修復にかかるコストを担保するため御所市では令和9年度に重要伝統的建造物群保存地区の認証を受けることを目指しています。
こうした取組みは市や町単体では難しく、制度面と資金面での国や県の補助の重要性であることを学びました。
またニッポニアホテルのような分散型宿泊施設の計画から実行について、その経緯や過程での苦労話しなどの実体験を聞きました。
その中で面白かったのは、ひとつだけ残る銭湯の今後が名張市の悩みと似ていて、銭湯を町おこしとして利用する御所市の様々なケースを見聞きし、分散型宿泊施設のメリットやデメリットなどを学びました。
外を見てあらためて思うことは名張市はやはり「可能性を秘めた素晴らしい町」だと実感しました。
奈良県御所市の旧市街地「御所まち」にある分散型宿泊施設のうちのレストラン「ケムリ」さんです。古い町屋(タバコ屋さん)を改装して運営するレストランです。
一流のシェフが腕を振るい、平日でも多くのお客様で賑わっています。
入り口引き戸を開けて中に入ると、すぐに「タバコ屋さんだった名残りのショーケース」があります。モザイクタイルがオシャレ!!当時の雰囲気がそのまま残っていて近所の人も喜んでいるのだとか?
その場所が今は精算をしたり御所市の他の観光を案内するカウンターのような役目をしています。
2階には、食事用のテーブルが3つあります。私たちは今映っているテーブルの手前のテーブルに座りました。