ナッキー号、コモコモ号、あららぎ号の試乗
9月25日、ほぼ一日かけて地域コミュニティーバスである「ナッキー号」と「コモコモ号」と「あららぎ号」のルート視察及び試乗体験に行きました。
まず最初に驚いたのは”たくさん利用してくれている”と言う点でした。

ただ時刻表などはバス停付近にしかなく、スマートフォンを活用したらかなり便利に乗れる事がわかりました。
実際に調べてみるとGoogleマップの経路案内に、ナッキー号もコモコモ号もほっとバス錦も全て運行時刻も含めて情報が載っており、皆がスマートフォンを使って経路設定が出来るようになれば車がなくても生活しやすくなるのでは?と思えるくらいしっかりした仕組みになっています。
つまりは「デジタル格差」を解消し、皆が便利に地域交通の利用が出来れば免許返納後の移動手段としても有効だと感じました。
小さくて少し見にくいですが、名張市のコミュニティーバスの路線図です。ナッキー号やコモコモ号、ほっとバス錦、はたっこ号、みどり号、あららぎ号の6つのコミュバスと路線バスを乗り継ぐ事で「西は大和竜口、東は美波多神社など、北は薦原・鵜山、南は布生」と広範囲です。しかもコミュバスはそれぞれ100円くらいですので3つ乗り継いでも300円ほどです。


左の写真はスマホを使ってグーグルマップで新町から市役所に行く経路を調べた時のものです。
徒歩で「ほっとバス錦のイオン前停留所」まで行き、そこからほっとバス錦で市役所前まで行くと20分で着きますよ!と言う案内です。これの素晴らしいところは「何時何分に到着したいと設定すると、何時何分に出発しなければならない」と教えてもらえる所です。
時間帯によっては市役所に行くのに「松崎町停留所まで徒歩で行き、松崎町から市役所までナッキー号で29分かかります」と言う表示になったりします。
いずれにしても名張市のコミュニティーバスの運行状況をグーグルが把握しており、目的地までそれらの地域交通機関を使って案内してくれると言う事です。
そしてそれを上手に使える術を「デジタル格差を解消する」ことで皆が便利に使えると言う事です。名張市には子供や高齢者向けに「地域バスを便利に使うための講習」を開いて貰いたいと要望を出したいと思います。